最大9連休のゴールデンウィーク3日目。新型コロナによる行動制限がない中での大型連休とあって、観光地は賑わいを見せています。

ゴールデンウィーク3日目の道後。からくり時計の前には、平日にも関わらず多くの人が訪れ、記念撮影を楽しんでいました。
広島からの観光客
「温泉街が好きなので、いいところだなと思います」

多くの人が行き交う商店街の土産物店は…。
道後商店街振興組合 石田匡暁理事長
「相当うれしいですよ。こうやってお客様がたくさんいるのは本当にありがたい」

こちらでは、4月の売り上げがコロナ禍から3割ほど伸びていると言います。バックヤードを見せてもらうと、土産物の入荷数を普段の2倍以上に増やし、ゴールデンウィーク商戦に備えていました。
さらに、今年はコロナ前と比べ客層にも変化が見られるといいます。
道後商店街振興組合 石田匡暁理事長
「(コロナ前は)アジア圏中心のお客様が多かったのが、いろいろな国の方が来ているというのはすごくびっくりしています」

実際、1日の道後にも、アジア圏以外の外国人観光客の姿が。松山で訪れた場所を聞いてみると…。
オーストラリアから
「イシテジ…(石手寺?)イエス!」
道後からほど近くにある石手寺。コロナ禍前と比べて外国人観光客の姿が目立つようになったと言います。

デンマークから
「とても美しい」

デンマークから訪れたこちらの女性。寺の本堂に向かい、静かに手を合わせていました。
「ここへ来られたこと、旅を通していろいろなことを経験できたことなど、これまでの全てに感謝を伝えました」
観光地は、3日からのゴールデンウィーク後半が最大のかき入れ時になると見られていて、V字回復に期待を寄せています。