愛媛県の「営業本部」の支援による県内企業の成約額が昨年度、約247億6000万円と、過去最高を更新しました。
中村時広知事は3年後の目標として、年間300億円を掲げています。

愛媛県のまとめによりますと、県内企業の販路拡大を支援する県の「愛のくにえひめ営業本部」が関わった取り引きの件数は、昨年度6986件と、前の年から1492件増えました。

また、成約額は約247億6000万円で、前の年から約22億円増え、いずれも過去最高を更新しました。

中村時広知事
「コロナ禍ではありましたが、オンライン商談会、ECの販売促進などのデジタル活用、これまで培ってきた信頼関係のもとで行った大型フェア・展示会などの対面での機会提供、両方を上手く融合させた」

中村知事は今後の目標として、成約額を今年度260億円に、2026年度には300億円を目指す方針を打ち出しました。

中村時広知事
「行政は今まではできないことを避けるという風習があった。頑張ればひょっとしたら到達できるかもしれないところに数値目標を置いてほしい」

愛のくにえひめ営業本部では、コロナ禍で制限されていた対面での活動を強化するほか、海外市場の販路拡大などに取り組むということです。