1日夜、愛媛県西条市の今治小松自動車道で軽トラックがイノシシと衝突し、後続の車がイノシシに乗り上げ横転する事故がありました。
事故があったのは、愛媛県西条市の今治小松自動車道の下り線で、1日午後8時ごろ、60代の男性が運転する軽トラックが高速道路上にいたイノシシと衝突しました。
そのおよそ5分後に下り線を通り掛かった軽乗用車が、衝突したイノシシに乗り上げ道路の中央にあるワイヤロープの支柱を倒し横転しました。
軽乗用車を運転していた50代の女性にケガはありませんでした。
現場は片側1車線の道路で、この事故の影響で今治湯ノ浦ICから東予丹原ICまでの上下線がおよそ1時間にわたり通行止めとなりました。
警察によりますと、去年1年間に、高速道路に侵入してきた動物との事故は61件確認されていて、その多くはイノシシやタヌキ、サル、ウサギでしたが、中には鳥もいたということです。
過去に大きな事故があったり、事故が多発した場所には「動物注意」の警戒標識が設置されているということで、担当者は、高速道路を走る場合に注意して欲しいと呼び掛けています。
もし動物が飛び出してきた場合には、急ハンドルは絶対に避けて、ブレーキを使った回避をするか、やむを得ない場合には、衝突して進むことで、事故を最小限に食い止めることが大切としています。