広島に原爆が投下されてから81年となる6日、愛媛県松山市の寺院では、被爆した地蔵の供養祭が営まれ、平和への祈りが捧げられました。
松山市の龍仙院には、広島で被爆した地蔵など7体がまつられ、このうち右端の1体は「おこりじぞう」と呼ばれています。
81年前の8月6日、原爆投下で頭を失ったこの地蔵に新しい頭を据えたところ、怒っているように見えたことから、そう名づけられました。
地蔵の前で営まれた供養祭では、原爆が投下された午前8時15分に合わせて、鳥越乗聖副住職がお経を唱え、犠牲者の冥福を祈りました。
(鳥越乗聖 副住職)
「この日本でも戦争があったんだ。そんなに昔の話じゃないんだ。ひとごとじゃないんだということを、お地蔵さんにお参りに来ていただいて感じてほしい」
また、広島原爆の語り部が当時の悲惨な状況を話しました。
(松山市平和の語り部 松野厚子さん)
「また、爆風はすさまじい威力で建物を破壊し、人々を吹き飛ばし地面に叩きつけました。壊れた建物の下敷きになったり、ガラスや瓦や木材などが飛んできて大けがをして、逃げきれないまま、炎に焼かれて死んでいった人も沢山いました」
訪れた人たちは語り部の言葉にじっと耳を傾けながら、平和への思いを新たにしていました。








