4月6日、全国で過去最悪となる詐欺事件が発覚しました。
愛媛県内に住む80代の女性が、警察官などを名乗る男らに現金およそ12億円をだまし取られたのです。
なぜ、これほどの大金が動く異常事態を誰も止めることができなかったのか。取材を進めると、巧妙に仕組まれた手口が見えてきました。
■「あなたを守る」ニセ警察官の罠
始まりは2025年10月、女性の自宅への一本の電話でした。相手は薬局店員を名乗る女。
「あなたの保険証が不正に使われている。警察につなぐ」などと言われました。
電話に出た「石川県警の警察官」を名乗る男は、「あなたの潔白を証明するために協力してほしい」と、不安に付け込みながら優しく寄り添う素振りを見せました。
そして女性は、「1日4回、連絡を取り合う必要がある」という男の説明を信じてしまったのです。








