中東情勢の緊迫化に伴う石油の供給不足に備えるため、政府は3月26日、愛媛県今治市で国家備蓄の放出を始めました。
「菊間国家石油備蓄基地」では、午前10時59分、地下のタンクに貯蔵されていた原油が、パイプラインを通じて隣に建つ石油元売り企業の製油所に送られました。
経済産業省からの委託で国家備蓄を行う、「エネルギー・金属鉱物資源機構」によりますと、菊間基地には150万キロリットル、国内消費量のおよそ5日分が貯蔵されています。
国家備蓄の放出は、石油輸出の要衝であるホルムズ海峡が事実上、封鎖され、日本に来られるタンカーが減っていることをうけた措置です。
経済産業省は、27日以降、福岡県の白島基地など、残る全国10か所の国家備蓄基地で順次、放出を開始する予定です。
3月16日から行っている民間備蓄分とあわせると、国内消費量のおよそ45日分が市場に放出されることになります。








