強い冬型の気圧配置の影響で愛媛県内では大雪となっているところがあり、気象台は、積雪や路面の凍結、暴風や高波などに警戒を呼び掛けています。
強い寒気が流れ込んでいる影響で、中予と南予北部を中心に雪が強まっていて久万高原町久万では午前9時現在で34センチの積雪が観測されました。
県内は、夜遅くにかけて警報級の大雪が続く見込みで24日正午までに降る雪の量はいずれも多い所で山地で30センチ平地で10センチと予想されています。
また風も強まっていて午前中に宇和島で29.9メートル大洲市長浜で26.5メートルの最大瞬間風速を観測しました。
南予では23日の夕方にかけて風が強まる見込みで、予想最大風速は南予の海上で25メートル、予想される波の高さは4メートルとなっています。
交通機関にも影響が出ています。松山自動車道の伊予インターから大洲北、大洲南から西予宇和の間で上下線ともに通行止めとなっています。
海の便は、松山と広島を結ぶフェリーと高速船、松山と山口県の柳井を結ぶフェリーで欠航が出ています。
またJR四国では24日にかけて列車の遅れや運転取りやめの可能性があるとして注意を呼び掛けています。
県内ではこのあと積雪や路面の凍結による交通障害、暴風や雪による見通しの悪化などに警戒が必要です。