ことし8月、名古屋市内の商店街で豊臣秀吉像の首が折られる事件がありました。愛知県警は、愛媛県警の警察官らが関与した疑いがあるとして、器物損壊容疑で書類送検する方針です。

この事件はことし8月、名古屋市西区の円頓寺商店街に設置された強化プラスチック製の豊臣秀吉像の首が折られていたものです。
愛知県警は、事件に関与した疑いがあるとして愛媛県警の男性警察官と、名古屋市内の男性の2人を器物損壊の疑いで、書類送検する方針であることが捜査関係者への取材で分かりました。

男性警察官は8月19日夜、秀吉像の頭部を両手でつかんで回し、首の部分を折った疑いがもたれています。当時、出張で愛知県内へ赴いていて、酒に酔っていたとみられています。愛媛県警監察官室は「報道の件は承知しているが、県警の警察官が関与しているかどうかは現在確認中のため、詳細はお答えできない」とした上で、「判明した事実に即して適切に対処します」とコメントしています。