有名な文具メーカーや人気のクリエイターの作品を、展示・販売する催しが愛媛県松山市内で10日から始まり、早速多くの人で賑わいました。

オープンと同時に多くの人が訪れたのは、県民文化会館で始まった「文具フェスタ」です。63のブースに、有名メーカーの商品や、人気クリエイターが手掛けた作品などがずらりと並びます。

催しのコンセプトは、「新しいけど、懐かしい!」。

主催者によりますと、流行やおしゃれに敏感な女性が興味が持ちそうな文具を数多く取り揃えたということです。中には、こんな商品も。

(城 健大呂記者)
「私が持っているこの黒いキーホルダーのようなもの、これ、なんだと思います? 顕微鏡なんです。うん、すごく拡大できますね、砂糖を見ているんですけど、こう、きらきらと光って、粒がひとつひとつ大きく見える、そんな感じです」

手持ちできる顕微鏡で、20倍に拡大して見ることができます。また、かつて新聞や雑誌で使われていた「活版印刷」で、ノートの表紙を作ることができるブースもありました。

(記者)
「これでインクがつくんですね?」
(店員)
「上から下までぎゅっと押して、下で5秒止めてから上げましょう、結構重いです、頑張ってください」

記者も体験させてもらいました。

(記者)
「できました。活版印刷ですよこれ」

このほか、こんな製品も。昼寝に使うことができるという黒板消しの形をしたクッション、出展しているのは、チョークの製造を手掛ける会社です。また、地元のクリエイターが手掛けたスタンプも人気を集めていました。

(来場者)
「手帳を書くので、新作の万年筆のインクとか。普段、文具屋さんにたくさん行くが、そういうところに無いものがあればいいなと思って」

(来場者)
「絵の具に、色々な香りがラベンダーとかオレンジとか、色んな香りがついているのがあって、珍しいなと思って。子どもが絵を描くのが好きなので、一緒に楽しもうかなと」
(記者)
「このあとも見て回る?」
(来場者)
「そうですね、頑張ります」

魅力的な文具が並ぶこの催しは、12日まで開かれています。