イランの国営メディアは、ペゼシュキアン大統領が最高指導者のモジタバ師と先月下旬に会談したと報じました。一方、革命防衛隊傘下の民兵組織「バシジ」の幹部は、モジタバ師の映像を今後公開すると明らかにしていて、健康状態などをめぐる臆測を打ち消す狙いがあるとみられます。
イランの国営メディアは9日、ペゼシュキアン大統領が先月下旬ごろ、最高指導者のモジタバ師と会談したと報じました。会談では、軍事やエネルギー政策のほか、外国との経済関係などについて意見を交わしたということです。
モジタバ師は、今年2月のアメリカとイスラエルによるイランへの攻撃で、父親で前の最高指導者だったハメネイ師が死亡したあと、後継の最高指導者に就任しましたが、これまでのところ公の場には姿を見せていません。
ペゼシュキアン大統領は先月、モジタバ師とのやり取りは「増えている」と説明していましたが、今月に入ってからは「連絡を取ることは非常に難しい」とも述べていました。
一方、民兵組織「バシジ」の幹部は9日、モジタバ師が街頭で市民と接する様子や、軍の司令官らと会談する様子を収めた映像などを今後公開すると明らかにしました。幹部は、映像の公開によって「敵やイラン国民を中傷する者たちに再び恥をかかせることになる」としていて、長期間、公の場に姿を見せていないモジタバ師の健康状態などをめぐる臆測を打ち消す狙いがあるとみられます。
こうしたなか、イラン大統領府の広報官は9日、イランの国防や外交を司る最高国家安全保障委員会のトップに軍事精鋭部隊・革命防衛隊の元司令官モフセン・レザイ氏を任命したと発表しました。
イランメディアによりますと、前任のゾルガドル氏は、最高指導者モジタバ師の政治顧問に就任したということです。
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