愛媛県新居浜市在住で自閉症のアーティストとして知られる、石村嘉成さんと父親の和徳さんによる講演会が、お隣・西条市の小学校で開かれました。
西条市立大町小学校で開かれた講演会には、5年生と6年生の児童とその保護者らおよそ300人が参加しました。
動物を色鮮やかに描く作風が魅力の石村さんは、ステージの下に展示した作品を紹介した後、ライブドローイングを行いました。
嘉成さんが木版にインクを塗ると、児童たちは紙を押さえて色を写し取り一緒に作品を仕上げる喜びを感じていました。
参加した児童
「みんなで協力して作っていくところが楽しかったです。今まで苦しいことたくさんあったと思うけど良くここまで出来たとなって思いました」
つづいて、父の和徳さんが講演を行い、訪れた保護者に早い段階で子どもの特性に気づき、療育に取り掛かる大切さを訴えていました。
父・和徳さん
「皆さんの子供さんは小学生だとしたら、でも小学生も脳はまだ柔らかいです。大人からすれば全然柔らかいので、今のうちにいい習慣づけを付けるということは凄く大事なことだということ。それは親が付けることが大事なことだと思います」
参加した保護者らは、真剣な表情で講演に聞き入りメモを取るなどして今後の子育ての参考にしている様子でした。