愛媛県新居浜市にある県総合科学博物館で、県の動物・県獣の「ニホンカワウソ」をテーマにした特別展「史上最大のニホンカワウソ展」が開かれています。
(県総合科学博物館・小林真吾 専門学芸員)
「これだけ多くのニホンカワウソの標本を見る機会というのは、この先しばらくないと思うんです」
特別展は、県内で、生きたニホンカワウソが最後に確認されてから、50年となるのを機に企画されました。
会場には、博物館が収蔵するカワウソ43体の標本を展示しているほか、生態なども紹介しています。
(県総合科学博物館・小林真吾 専門学芸員)
「ニホンカワウソもそうですが、カワウソの仲間というのはこの目と鼻と耳ですね、これがだいたいこう一直線に並ぶようになって、ここから上だけを水の上に出すと周りの様子が分かるというそういう特徴を持っています」
国は、2012年にニホンカワウソを「絶滅」としましたが、県の動物「県獣」に指定する愛媛は、今も生息の可能性を信じて「絶滅危惧種」にとどめ、今回、保護の取り組みなども丁寧に振り返っています。
この特別展は、県総合科学博物館で今月23日まで開かれています。