ハワイ沖などで遠洋航海実習などを行う愛媛県の宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が4日、生徒を乗せて宇和島を出港しました。

出発したのは、航海士などの資格取得を目指す海洋技術科の2年生と専攻科生あわせて22人と、教官や乗組員たちです。

宇和島港には、在校生や保護者らが見送りに訪れ、川野光正校長が生徒たちを激励しました。

(宇和島水産高校・川野光正校長)
「不安が入り混じる状況だと思いますが、出航後は後戻りできません。日々自己管理に努め、健康・安全第一で実習に臨んでください」

(在校生)
「水産高校の代表としてがんばってほしいです」

出港したえひめ丸は、台風が接近しているためしばらく近海にとどまった後、遠洋航海に向かうことにしています。

そして、ハワイ沖でマグロはえ縄漁の実習を行うほか、ホノルルにあるえひめ丸事故の慰霊碑を訪問するなどして11月2日に宇和島に戻る予定です。