東京商工リサーチ松山支店によりますと、愛媛県四国中央市の「金生建設」と関連会社「金建」が30日に事業を停止し、破産申請の準備に入ったということです。

「金生建設」は、1926年創業の総合建設業者で、一般注文住宅やリフォーム、外壁工事のほか、工場や事務所、神社仏閣など建築物を数多く手がけ、ピーク時の2000年3月期には10億6000万円余りの年商を上げました。

しかし、同業他社との競合が激しくなり、公共工事の発注減少のあおりも受け業績は伸び悩みました。

さらに近年は資材高騰といった業界の環境悪化も重なり、2024年8月期は約1億7000万円にまで落ち込み、3600万円余りの赤字を計上、事業再建の見通しが立たないことから今回の措置となりました。

負債は「金生建設」と「金建」の2社合計で約7億円です。