慢性的な人手不足が続く福祉・介護業界で、50代以上をターゲットにした、就職説明会が開かれました。
愛媛県と県の社会福祉協議会が開いた就職説明会にはおよそ60人が参加しました。
県によりますと、県内の介護職員の離職率は15.3%で全国平均を1ポイントほど上回っています。
まだ、このままだと来年にはおよそ1400人、2040年には6000人余りの不足が予測されているということです。
こうした中、介護職を再就職先の選択肢の1つにしてもらおうと、今回の説明会は50代以上をターゲットに開かれ、会場では県内21の事業所が業務や待遇などをアピールしていました。
参加者
「定年後の再就職場所として介護とかを考えていたので。(介護職は)大変だとは聞いているが退職した後も貢献できたらいい」
「以前介護の仕事をしていたことがあるので、経験があったのでやってみようかなと思った」
「高齢者になって体力が落ちてきたのでフルタイムでの勤務は無理なので、もし短い時間の仕事があればと思って探しに来た」
県は今後も説明会の開催や事業所との連携を通じ介護人材の確保につなげたい考えです。