水の都、愛媛県西条市では、「うちぬきの水」で育まれた特産の「絹かわなす」の収穫が最盛期を迎えています。

丸々とした風ぼうから地元では「ぼてなす」の愛称で親しまれている「絹かわなす」は、名水百選の地下水「うちぬき」で栽培しているブランド野菜で、絹のように薄く滑らかな皮と柔らかな果肉が特徴です。

市内では、13軒の農家が合わせておよそ170アールで栽培していて、このうち市内福武にある今井明さんの畑でも長さ20センチ程に大きく育ったナスを一つ一つ丁寧に摘み取っていきました。

今井明さん
「食感が生で食べて頂くとリンゴみたいな味です。ぜひですね生ででも。なすびなので試してもらえたらなと思います」

JAによりますと、今年は早い梅雨明けと高温で玉太りが進み、現時点で去年より2割程、収穫量が多いということですが、期間中の出荷は去年並みの160トンを計画しています。

「絹かわなす」の収穫は10月上旬まで続き、県内をはじめ京阪神や関東などにも出荷されます。