16日夕方、松山市内でオートバイが乗用車と衝突する事故があり、オートバイの男性が意識不明の重体です。
こうした状況を受け「交通死亡事故多発緊急事態宣言」が延長されました。

警察によりますと、事故があったのは松山市大可賀の県道交差点で、16日午後5時頃、道路を直進していたオートバイと対向車線から右折してきた乗用車が衝突しました。

この事故で、オートバイを運転していた市内古川南の専門学校生・津吉風輝さん20歳が全身を強く打ち救急搬送されましたが、意識不明の重体です。

現場は信号機のある片側2車線の交差点で、警察は、乗用車を運転していた市内に住む44歳の女性に話を聞くなどして、事故の原因を調べています。

県内では今年に入り16日までに、交通事故で31人が亡くなり、10万人あたりの死者数が2.43人と、全国ワースト1位となっています。

そのため知事を本部長とする「交通安全県民総ぐるみ運動県本部」は、16日までの10日間「交通死亡事故多発緊急事態宣言」を発表していましたが、この状況を受け、さらに10日間の延長を決めました。