愛媛県の松山城の城山で発生した土砂災害から1年となるのを前に、10日野志市長が被害を受けたふもとの現場を訪問し花を手向けました。
去年7月12日に松山城の城山で発生した土砂災害では、ふもとに大量の土砂が流れ込んだ影響で民家が押しつぶされ、一家3人が死亡したほか、隣接するマンションや店舗なども被害を受けました。
あさってで発生から1年となるのを前に、野志市長は、3人の亡くなった民家のあった場所を訪れて花を手向けました。
松山市 野志市長
「3名の方に哀悼の意を表した。現場に来てみて、1日も早くこの工事を完了させたいという風に強く思った」
一方、献花が発生当日でなかった理由については「出張など公務の都合」と説明しました。
また、市長の訪問に合わせ、被災したマンションに住む男性が出迎え、市の対応などに感謝を伝える場面もありました。
男性によりますと、この45分ほど前に知人から訪問を知らされたということです。
なお、現場では県と市による災害復旧工事が進められていて、来年5月ごろの完了を目指しています。