■治療は順調に進み退院「普通の日常が幸せ-」

そして、去年3月。治療は順調に進み、無事に退院することができました。
母 礼さん
「飛び上がってれいりは喜んでいました。退院できる、帰れるって」

今年5月に弟も生まれ、家族4人での生活。
父 駿功さん
「当たり前の日常に戻る…ただ本当に普通の日常を送れるだけで幸せでした」

この日、れいり君が向かったのは入院していた愛媛県立中央病院。退院から1年以上が経った今も月に一度、血液検査に通っています。現在経過観察中ですが再発の恐れもあるため、数年間は病院に通い続けます。
母 礼さん
「採血結果が出るまでは本当に怖いです。不安で吐きそうなほど嫌な時間です、この時間」
家族にとって一番緊張する時間。
医師
「血液検査も全く問題ないですね。順調かなと思います」
母 礼さん
「よかったです」


10月8日に開かれた運動会。元気に走るれいり君の姿がありました。
れいり君
「楽しかった」
父 駿功さん
「ずっと無事に健康で生きていってくれればそれだけで何も望まない」
母 礼さん
「家族で一緒に過ごせるだけでそれだけで幸せ。ずっとこの幸せが続いてほしい。ただ当たり前のことをしていたい」


白血病の宣告から2年半。時には絶望し、悩んだ日々もありました。それでも、笑顔を絶やさず闘い続けたれいり君。当たり前の幸せをかみしめながら、れいり君家族は未来へ歩んでいきます。