愛媛県松山市は、JR松山駅前に計画する集約型の公共交通ターミナル「バスタプロジェクト」について、国土交通省が「事業計画の検討」段階に格上げしたと発表しました。
「バスタプロジェクト」を巡って愛媛県松山市は、去年12月に県とバス事業者の合意を得た上で、今年1月には県などと国土交通省に対し「整備方針の検討」から「事業計画の検討」への格上げを要望していました。
そして、「事業計画の検討」への格上げを受け、市は既に設置されている「松山駅交通拠点機能強化検討会」の中で、施設の配置や事業の枠組みといった「事業計画」を作成、国の認可を経て事業化をめざします。
市は「JR松山駅周辺のまちづくりも踏まえながら、できるだけ早く事業計画を作成したい」と話していて、野志市長も「全体の整備がスムーズに進むよう配慮しながら、スピード感をもって取り組む」とコメントしています。
また、中村知事は「このバスタが、JR松山駅周辺のにぎわいづくりにつながることを期待する」とした上で、「引き続き県もしっかり協力していく」と話していました。