愛媛県松山市中心部の路上で女性が男に切り付けられた事件で、女性は横断歩道の前で背後から襲われたことが防犯カメラの映像で分かりました。
犯人は依然、逃走中で周辺には不安が広がっています。

事件が起きた20日午前0時半ごろの現場の映像です。

横断歩道の前で立ちどまる、被害者の女性とみられる人物。その後ろをつけるように人が近づいてきます。

そして次の瞬間、被害者とみられる人はその場に倒れ込みました。

男と見られる人物がその場から走り去ります。

そのおよそ3分半後、現場にパトカーが到着しました。

被害者の30代の女性は、右耳の後ろを切られ軽傷で、「男と面識は無い」と話しているということです。

犯人は依然、逃走中で周辺には不安が広がっています。

現場からおよそ400メートルの距離にある新玉小学校では、登下校時に児童の見守りを強化しています。

新玉小では25日の終業式まで、こうした対応を続ける予定です。

また近くの認定こども園も、公園などへの散歩を中止しました。

(岩本文子園長)
「保育園の方も朝から朝礼で事件があったことを伝えたので、保育士のほうも意識して園外の方を確認するなど、ちょっと意識を向けて生活するようにしている。園内でも通常の活動ができるように早く事件を解決してもらいたいと思っている」

一刻も早く求められる事件解決…
警察は傷害事件として逃げた男の行方を捜査しています。