13日午後9時19分ごろ、宮崎県で最大震度5弱を観測する強い地震を受け、気象庁は評価検討会を開催し、南海トラフ地震臨時情報・評価終了を発表しました。

今回の地震は南海トラフ地震防災対策推進基本計画で示されたいずれの条件にも該当せず、南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べ、相対的に高まったと考えられる現象ではないとのことです。

ただし、気象庁は、いつ地震が発生してもおかしくないことに留意し、日頃からの地震への備えを確実に実施しておくことが重要と呼びかけています。

▼「南海トラフ地震臨時情報」とは?

南海トラフ沿いで地震などの異常な現象が確認された場合などに発表され、気象庁が巨大地震との関連について調査を開始します(南海トラフ地震臨時情報調査中)。

そして調査の結果、巨大地震が発生する可能性が平常時と比べ相対的に高まったと判断されれば、その切迫度に応じて「巨大地震注意」又は「巨大地震警戒」「調査終了」が発表されます。

巨大地震が1週間以内に発生する頻度は、「巨大地震注意」の場合、数百回に1回、「巨大地震警戒」では十数回に1回とされています。