秋の全国火災予防運動にあわせ、愛媛県の松山市消防局は11日から消防署員らが一人暮らしのお年寄りの家を訪問し、火災予防を呼びかけています。

消防署員
「おはようございます。朝はやくにごめんなさい、防災訪問で…」

松山市消防局は11日から署員らが手分けしてお年寄りの家を訪問し、火災予防を呼びかけています。
このうち、市内立花の一人暮らしのお年寄りの自宅には、消防署員と民生委員ら5人が訪れ、ストーブなどを使う際は、周りに燃えやすいものを置かないことや、仏壇の線香やろうそくの火をつけたままにしないよう伝えていました。

消防署員
「住宅用の火災警報器も付けていただいて、より安全を確保していただいたらと思いますんで」

松山東消防署 稲山幸紀さん
「たこ足配線をしない、コンセントも乾いた布とかで、しっかりとふき取ってもらって、ちゃんとお掃除をこまめにしてもらう。そういったところで火災予防の方にご協力していただけたらと思う」

松山市消防局によりますと、市内では去年、住宅火災で6人が亡くなっていて、そのうち5人が65歳以上の高齢者でした。

松山市消防局は、今月中に一人暮らしのお年寄りらおよそ1200世帯を訪問して対策を呼びかけることにしています。