愛媛県松山市は、2日正午に「緊急安全確保(警戒レベル5)」を発令しました。

「緊急安全確保(警戒レベル5)」が発令されたのは雄郡地区の17089世帯 31540人、味生地区の12767世帯 26854人、道後地区の12219世帯 23281人など合わせて100161世帯 189552人です(被害状況の一部を写真で掲載しています)。

松山市災害警戒本部は「山際にお住いの方は、山から土のにおいがする、音がする、小石が落ちてくるなど、普段と違った状況があれば、安全な親戚や友人の家に避難するなど、安全を確保してください」と呼び掛けています。

「緊急安全確保」が発表された地域では、すでに水害や土砂災害が発生しているか、災害の発生が差し迫っている状況です。ただちに命を守るための最善の行動をとってください。

◆自治体による補足情報
松山地方気象台から洪水の危険度分布(警戒レベル5相当)が示され、松山市で令和6年11月2日(土曜日)12時00分、洪水に関する警戒レベル5 緊急安全確保を発令しました。
 発令対象地区内の洪水浸水想定区域など、大川・久万川沿いにお住まいの方は直ちに安全な場所で命を守る行動をとってください。
 避難場所等への立ち退き避難が危険な場合には、自宅や近くの建物で少しでも高い場所に移動するなど、身の安全を確保してください。
 【レベル5発令対象地区(10地区)】

 松山地方気象台と愛媛県から土砂災害警戒情報が発表されたため、令和6年11月2日(土曜日)11時40分、土砂災害に関する警戒レベル4 避難指示を発令しました。
 発令対象地区内の土砂災害警戒区域など山際にお住まいの方は、避難所や安全な親戚や友人の家などに直ちに避難を開始してください。避難場所などへの立ち退き避難が危険な場合は、少しでも崖や沢から離れた建物や自宅内の部屋に移動するなど、身の安全を確保してください。
「高齢者等避難は「警戒レベル3」、避難指示は「警戒レベル4」、緊急安全確保は「警戒レベル5」です」

◆避難情報が発令されているエリア
<緊急安全確保が発令されているエリア>
潮見地区 4882世帯 (10043人)
久枝地区 9497世帯 (19835人)
雄郡地区 17089世帯 (31540人)
堀江地区 5652世帯 (11366人)
清水地区 13226世帯 (22062人)
新玉地区 7053世帯 (12017人)
味生地区 12767世帯 (26854人)
道後地区 12219世帯 (23281人)
味酒地区 12090世帯 (20724人)
和気地区 5686世帯 (11830人)

<避難指示が発令されているエリア>
○伊台地区 2692世帯 (6072人)
○五明地区 228世帯 (416人)
○小野地区 8036世帯 (17147人)
○石井地区 28581世帯 (58191人)
○浅海地区 525世帯 (1012人)
○番町地区 2325世帯 (3944人)
○難波地区 937世帯 (1762人)
○正岡地区 946世帯 (1882人)
○河野地区 2464世帯 (5227人)
○東雲地区 4843世帯 (8183人)
○桑原地区 13025世帯 (25760人)
○生石地区 8804世帯 (18722人)
○宮前地区 7020世帯 (13934人)
○高浜地区 3475世帯 (6734人)
○粟井地区 3108世帯 (6729人)
○久米地区 14526世帯 (30079人)
○湯山地区 3740世帯 (7849人)
○日浦地区 146世帯 (237人)
○立岩地区 418世帯 (723人)
○泊地区  240世帯 (374人)

◆避難情報について
「緊急安全確保」が発表された場合
「緊急安全確保(警戒レベル5)」は、5段階の警戒レベルのうち、危険度が最も高い「警戒レベル5」です。「緊急安全確保(警戒レベル5)」が発表された地域では、すでに水害や土砂災害が発生しているか、災害の発生が差し迫っている状況です。
まだ避難していない方、危険な場所にいる方は、ただちに命を守るための最善の行動をとってください。
今から、市町村が定めた避難場所などを目指して「立ち退き避難」することは、かえって危険が増すおそれがあります。自宅や、すぐそばにある鉄筋コンクリートでできた背が高く、大きくて頑丈そうな建物の少しでも高い場所に移動してください。近くに崖がある場合は、建物の中の、崖からできるだけ離れた場所に移動してください。「緊急安全確保(警戒レベル5)」が発表された地域では、命に危険が迫っている状況です。一刻の猶予もありません。ただちに命を守るための最善の行動をとってください。少しでも浸水しにくそうな高い場所、少しでも土砂が流れ込みにくそうな場所に、大至急、身を寄せてください。


「避難指示」が発表された場合
「避難指示(警戒レベル4)」は、5段階の警戒レベルのうち、危険度が上から2番目の「警戒レベル4」です。「避難指示(警戒レベル4)」で避難の対象となる人は、水害や土砂災害の可能性がある危険な場所にいる人たちです。
危険な場所にいる方は、今すぐ安全な場所へ避難してください。
今すぐ避難することによって、災害が発生するまでの間に、市町村が定めた近くの指定緊急避難場所などへの「立ち退き避難」を完了することが期待できます。危険度が最も高い「警戒レベル5」に相当する「大雨特別警報」や「氾濫発生情報」などが出た後に避難を始めたのでは、手遅れになるおそれがあります。「警戒レベル5」を決して待つことなく、必ず「警戒レベル4」のうちに避難を始め、かつ「警戒レベル4」のうちに避難を終えるようにしてください。


※最新情報は自治体のホームページでご確認ください。
※この避難情報は、自治体から発表された情報をもとに掲載しています。

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