29日午後、松山空港で小型機が着陸直後に滑走路を逸脱するトラブルがあり、10分間にわたって滑走路が閉鎖されました。

パイロットにケガはなく、このトラブルにより、航空機の到着に遅れが出ました。

国交省の松山空港事務所によりますと、29日午後2時43分、モーターグライダーと呼ばれる小型機が着陸した後、滑走路から駐機場へ向かう途中、緑地部分に誤って侵入しました。

小型機は自走し駐機場に移動しましたが、左翼の端を一部破損したということです。

小型機を操縦していた60代の男性に、けがはありませんでした。

松山空港事務所では午後2時45分から10分間、滑走路を閉鎖し調べた結果、路面に損傷はなく、まもなく閉鎖を解除しました。

このトラブルで航空機3機が上空で待機したため、到着に10分程度の遅れが出ました。

空港事務所では、重大インシデントにあたるか確認しています。

小型機は29日に茨城県の明野場外離着陸場を出発し、松山空港を経由し、長崎方面に向かっていたとということです。

パイロットの男性は「左にスリップした」と話しているということで、空港事務所が原因を調べています。