処理水に伴う風評被害にも決着をつけ、これから港町が、さらに元気がつくように…
特に今日お話をしたいのは、このままのスピードで進めていたら、地方の経済、暮らし、第1次産業、この未来に間に合わないということです。
私は、先ほど申し上げたように、海に囲まれた町に育ちました。横須賀という町です。
東京に行けば、横須賀の海産物がお寿司屋さんで並んでいます。隣の町の選挙区は、三浦市という、マグロで有名な町です。
かつて栄えたマグロの町が、どんどん船が減って、衰退をし、今から約30年前、
そのときの市長が、もはや港町は、漁業だけでは食っていけない。
漁業だけじゃなくて、農業も観光業も、商工業も、あらゆる産業と繋がって、港が潤うようなまち作りをやらなければ、港町は死んでしまう。
その思いで、漁業ではなく、海業という言葉を作り、ようやく今は国の水産庁の
国が進める政策に海業が位置づけられました。
今年、水産庁にはとうとう海業という名前を冠する担当の部局が出来上がります。
私はそれにずっと取り組んできました。
そして、その水産庁が、海業という部局を作る前に、それよりも前に立ち上がったのが実は、この愛媛県の中の愛南町という町でした。
今その街の中には、海業の担当部局があり、必死で過疎化が進む港町の再生に取り組んでいます。私はそれを全力で支えたい。
そして、今、真鯛、そして鰤、養殖生産日本一がこの愛媛です。
しかし、その愛媛の課題の一つは、処理水の放出以降、中国が日本の海産物の輸入を停止をして、その打撃を受けている一つが、この愛媛県の海産業、水産業です。
私が総理になったら、この処理水に伴う風評被害にも決着をつけて、水産業の皆さんが、これから港町が、さらに元気がつくようにやっていきたいと思っています。