航行する船に情報提供 日々が実践と学び

管制官の勤務は、朝8時半から夕方5時15分までの日勤、次の日の夕方4時から翌朝10時までの夜勤、さらにその翌日は非番のローテーションを繰り返します。

来島マーチスに所属する管制官は全部で31人で、そのうち女性は4人、全員が同じ勤務態勢です。新人の2人はこのスケジュールにまだ慣れないようです。

槌田管制官
「最初は起きるのしんどいなって感じだったですけど、今は起きるか!ぐらいの気持ちでどうにかやっています」
三津山管制官
「夜勤の日、明け方がすごく眠たくなるのでそこがキツいと思います」

管制業務では、刻々と変わる潮の満ち引きや速度を考慮しながら、航行する船に情報を提供します。日々が実践と学びの場です。

三津山管制官
「毎日通る船も違いますし状況も違うので、そういうところで考えなきゃいけない」

槌田管制官は、休憩に入ってもモニターをチェックしていました。

――休憩中もずっと気になる?
槌田管制官
「転流(潮流が反転)が近いときは気にしますね」