海の難所ともいわれる来島海峡の船の安全を守る「来島海峡海上交通センター」に、2人の女性管制官が新たに配属されました。一流を目指し歩み始めた2人の姿を追いました。
“海の難所”来島海峡 船の安全守る新人管制官

1日に約500隻もの船が行き交い、潮の流れによって左右の航行が入れ替わる、世界で唯一の「順中逆西(じゅんちゅうぎゃくせい)」というルールもある“海の難所”、来島海峡。
そんな来島海峡の船の安全を守る来島海峡海上交通センター、通称「来島マーチス」に、今年3月、2人の女性管制官が新たに配属されました。


槌田(つちだ)管制官と、三津山管制官です。2人は2年間、京都府舞鶴市の海上保安学校で、管制官に必要な知識、技能、語学を学んできました。
――この仕事に就こうと思った理由は?
槌田管制官
「海が好だったのでそれに関わりたいと思っていたんですけど、乗り物酔いが激しくて陸上勤務がよくて…」
三津山管制官
「大学生の時に管制官になりたいと思って、父親の知り合いの方に、保安庁の管制官を紹介していただいて…」
配属後は2か月にわたって、来島海峡の強い潮の流れや、それに伴う順中逆西の航行ルールを学ぶなど研修に励むと、6月4日の審査で見事合格。晴れて管制官となりました。