約10mの津波は2階の天井まで…岩手で生まれた教訓とは
―― 愛媛からバスに揺られ約20時間。
まずは岩手で現地の人から津波被害の実態を直接聞きます。

(いわてTSUNAMIメモリアルの職員)
「岩手県では『津波てんでんこ』という教訓が生まれました。『てんでんこ』というのは、それぞれバラバラに、自分の命は自分で守りなさいという意味が込められています」
次に向かった宮城県山元町では、津波に襲われた中浜小学校を訪問。高さ約10mの津波は、校舎2階の天井付近にまで達したそうです。
遡上した津波によっては川が氾濫したと話す語り部の男性。生徒たちは体験者の貴重な証言に触れることができました。
被災地の訪問を企画した渡部寛志さん。高校生たちに見てほしかった場所の一つが福島の故郷です。