不来方高校と盛岡南高校が統合して開校した、岩手県立南昌みらい高校で音楽を学ぶ生徒たちによる初めての定期演奏会が25日夜、盛岡市で開かれました。

定期演奏会で歌やピアノを披露したのは、南昌みらい高校芸術学系音楽コースで学ぶ生徒12人です。

南昌みらい高校は4月、不来方高校と盛岡南高校が統合して生まれた新しい高校です。
音楽コースはもともと不来方高校にあったもので、定期演奏会はこれまでも開催されてきましたが、南昌みらい高校として演奏会を開くのは今回が初めてです。

音楽の道を志して南昌みらい高校の音楽コースに進学した1年生の福田ひかりさんにとっても、今回が初の演奏会です。

(1年 福田ひかりさん)
「初めての発表の場だったが、1期生だったので緊張はすごくした。もっとうまくなって自信を持って弾けるようになりたい」

また3年生の端坂響維さんは、学校の新しいスタートに自身の夢を重ねてステージに立ちました。

(3年 端坂響維さん)
「ゆくゆくは音楽の世界で活躍する人材になりたいので、南昌みらいの1回目として良いスタートなる演奏を心掛けた。最後の卒業演奏会では自分の3年間の集大成ができたらと思う」

南昌みらい高校は2026年1月、3年生が3年間の学びと練習の成果を披露する統合での学校誕生後、初となる卒業演奏会を開く予定です。