
今野選手は3歳の時に、病院で検査して「感音性難聴」と診断され、聴覚に障害があることが分かりました。
音が鳴っているかが分かる程度ではっきりとは聞こえないため、手話や相手の口の動きを読み取って会話しています。

今野選手が陸上を始めたのは、小学6年生の時に双子の姉・春果さんと一緒に奥州アスリートクラブの体験会に参加したのがきっかけです。
(今野桃果選手)
「双子の姉のほうが走るのが早い。大会で一緒の組で走ると、姉が早く先に行ってしまって悔しかった」
当時を知る奥州アスリートクラブの会長・佐藤庄示さんは…

(奥州アスリートクラブ 佐藤庄示会長)
「双子のお姉さんと一緒に奥州アスリートクラブに参加していた。お姉さんが桃果さんの面倒も見ていた」
姉の春果さんに追いつき追い越すためにも練習に取り組みました。
盛岡聴覚支援学校の高等部では全国聾学校陸上競技大会の100メートルと200メートルで連覇を果たしました。







