イタリア料理に欠かせないキノコの「ポルチーニ」。
世界三大キノコの一つとされ、芳醇な香りが特徴の高級食材ですが、その仲間で国内でも採れる「和製ポルチーニ」がいま注目されています。

13日、岩手県八幡平市の県民の森で園内に生えるキノコの観察会が開かれました。
およそ360ヘクタールという広大な敷地の園内では、さまざまなキノコに出会うことができます。

(岩手菌類研究同好会 橋本政樹会長)
「クロラッパ(タケ)ね」

講師を務めたのは、県内のキノコの愛好家でつくる岩手菌類研究同好会のメンバーです。
各地で開かれる観察会などを通して、奥深いキノコの魅力を伝える活動を続けています。
橋本政樹会長に、それぞれのキノコの特徴や、食べられるかどうかなど解説してもらいました。


こちらはかさの部分が緑色のアイタケ。汁物やバター炒めにして食べられます。


こちらはホウキタケの仲間で、ムラサキホウキタケ南の海のサンゴのような鮮やかな色です。

卵の殻のような白い幕を破って生えている愛らしいキノコはタマゴタケ。
食べられますが、タマゴタケモドキという猛毒キノコとよく似ているため、十分な注意が必要です。