宮城県の80代女性から商品購入代金の支払いの名目で、現金2千数百万円をだまし取ったとして、警察は10日、千葉市の59歳の男を逮捕しました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、千葉市の無職・田中智昭容疑者(59)です。盛岡東警察署によりますと、田中容疑者は、2025年3月上旬から5月19日までの間、氏名不詳者と共謀し、宮城県多賀城市の80代の女性宅で4回にわたり、商品購入代金として合わせて現金2千数百万円をだまし取った疑いが持たれています。

コンサルタント職員になりすました氏名不詳者が「放射線機械の購入者として名前が登録されています。支払ってもらえないと横領になり警察に捕まります。代わりに支払ってくれるという人が名乗り出てくれました。手続きが終われば所有者から返金するので支払いをしてください」、「部長が捕まって返金作業ができない、保釈金を肩代わりしてほしい」などと嘘をいって、女性から現金をだまし取ったとみられています。
警察の調べに対して田中容疑者は黙秘しているということです。