山林火災で大きな被害を受けた大船渡市三陸町綾里地区の若者たちが、伝統の夏祭りを復活させようと奮闘しています。メンバーの中には火災で自宅を失った人も。復興への第一歩として、祭りの復活に取り組む若者たちを取材しました。

「おはようございます。朝早くにすみません、どーも」
8日、20代後半の若者たちが綾里地区の集落を1軒1軒訪問しました。

「今回6年ぶりに夏祭り開催するので」「ああ、寄付な」「はい、そうなんですよ」
8月に開催する地元の夏祭りの告知と寄付をお願いするためです。
地域の住民たちは、若者たちの訪問を喜んで快く寄付を渡していました。

(住民は)
「あー、ありがたいです。頑張ってやってください。お願いします、本当に」
「良いことですねえ。うんうん。みんな火事になったり流れたっていっこなかなかそんなこともでなかったから良かったですね」
寄付集めをしていたのは27歳から29歳までの地元の若者たちで作る夏祭り実行委員会のメンバーとOBたちです。

(木下拓実行委員長)
「寄付金もありがたいことにみなさん協力してくれまして、頑張ってくれって言ってくれる人が多かったんでありがたかったです」
(東川今さん)
「頑張ってくださいとか、応援してるよって声をいただくとより自分の中で気持ちが高まったところはすごくあります」