(みちのくあかね会 渡辺未央さん)
「軽さと柔らかさはかけがえのないものだと思います。色も羊毛を染めるところからしますので、その混ざり具合や織った時の表情もホームスパンの素敵なところだと思います」

みちのくあかね会で使う羊毛は主にオーストラリアやニュージーランドから輸入したもので繊維が細く、肌触りが良いことから、マフラーなど身につけるものに向いています。

(渡辺未央さんとのやりとり)
「これがカーディングという作業をする機械です。ピンクと白の糸がありますが、デザインに従って何パーセントずつ混ぜるかを決めて機械に通します」
「そうすると混ざって出てくる?」「そうです」

不純物を取り除き、繊維を一定方向にそろえる「カーディング」を施した羊毛は、触るとふかふかで布団のよう。
この作業を行うことで羊毛を糸にしやすくなるといいます。

丁寧に紡がれた糸はグラデーションができ、これがより色と柄の変化に富んだ製品を生み出します。