岩手に伝わる羊毛を使った織物ホームスパンは、寒さがより一層厳しくなるこれからの時期に使いたいマフラーなどのアイテムが充実しています。冬の訪れを前に盛岡市の工房を訪ねました。

盛岡市大慈寺町の工房でホームスパン製品を手掛けるのが、「みちのくあかね会」です。
1962年・昭和37年の設立以来、60年以上に渡って盛岡でホームスパンを作り続けてきました。
工房は2022年、市内の名須川町から大慈寺町に移しました。
羊毛を手染めし、手で紡ぎ、手織りして作るホームスパン。

ホームは「家」、スパンは「紡ぐ」という意味で、「家で紡ぐ」という名の通り、大正から昭和にかけて農家の家庭での副業として定着したと言われています。