「メーカーから小型のドラムが売られるようになったので使ってみたのですが、自分の気に入る音ではなかったし、小型とはいえ気軽に持ち運べるものではなかった。なら自分で作ってしまえと」と宮川さん。20年ほど前から、ドラムセットを小型軽量化することに自ら取り組み始めました。
ワークショップでは、宮川さん手作りの小型ドラムが披露されました。

バスドラムは子供用の教育用の太鼓を再利用し、シンバルスタンドは譜面台を改造して軽量化。
ペダルは2つの異なる製品を合体させて加工して、折りたためるように工夫しました。
すべて合わせた重量はおよそ20キロ。

太鼓類とスタンドなどのハードウェアや、シンバルをケースに入れて旅行キャリーに乗せて運ぶことができます。

宮川さんは「可搬性と表現力のせめぎあい音の表現力をいかに落とさずに小型化するかに苦労しました」と語ります。