申し立ての結果、杉田議員は札幌と大阪の法務局から「人権侵犯」の認定を受けましたが、その後もSNSなどで自らを正当化する発信を繰り返します。

(杉田議員のXより)
「人権侵犯の対象となったブログはアイヌ民族について書いたものでない。女子差別撤廃委員会に参加していた左派の活動家について書いたものです」
「そもそもその方々がアイヌ民族なのかどうか?」


 出演したYouTubeの番組では、アイヌ文化振興事業に公金の不正流用疑惑があるとの見解を示した上で、こう揶揄しました。

自民党 杉田水脈衆院議員
「流行語対象の中にノミネートされてもよかったと思うんですけどね。公金チューチュー」

 この発言後、政府はアイヌ文化振興事業について、「現在は適正に執行され、不正経理はない」と説明しています。
 先月、山口県で開いた記者会見でも、「差別するつもりは一切なく、法務局からの啓発も受けていない」と改めて主張しました。

自民党 杉田水脈衆院議員
「もしもあのブログを読んで、どなたも傷ついていらっしゃらないのであれば、謝罪をする必要はないのではないか、というふうに思っておるということでございます」