■第102回東京箱根間往復大学駅伝競走・復路(3日 神奈川・芦ノ湖~ 東京・大手町 5区間、109.6キロ)

青山学院大が史上初となる2度目の総合3連覇(通算9度目)を果たした。往路復路ともに制した完全優勝は2年ぶり6度目。また、昨年マークした大会記録を3分45秒上回る10時間37分34秒(速報値)の大会新で頂点に立った。

前日の往路では1区で16位スタートも山登りの5区でエース黒田朝日(4年)が区間記録を1分55秒上回る区間新(1時間07分16秒)を叩き出し、大逆転勝利。往路タイムは5時間18分08秒で往路新記録、3年連続で往路を制した。復路では一度もトップを譲らず、盤石のタスキリレーで大手町へと繋いだ。前日の往路に続き5時間19分26秒の復路新で歓喜の瞬間を迎えた。

復路スタートの6区(20.8㎞)では、初めての箱根路となった石川浩輝(1年)が堂々の走り。1㎞を2分49秒のペースで進むと、その後ろを走る早稲田大の山﨑一吹(3年)とは9㎞付近で29秒差をつけた。さらに13.4㎞付近では56秒差と山下りで快足を発揮。残り3㎞では原晋監督の檄に背中を押され、区間歴代2位となる57分16秒でトップのまま駆け抜けた。

7区(21.3㎞)は佐藤愛斗(2年)は先頭を守ったまま。2位の国学院大の高山豪起(4年)とは3㎞を切った時点で1分49秒と迫ってくるも逃げ切り、8区の塩出翔太(4年)にタスキを繋いだ。

8区(21.4㎞)を走るのは2年連続区間賞の塩出。6.7㎞で1分45秒差と再び差を広げ始めた。10.7㎞付近では1区で区間エントリーされたものの、当日変更で箱根出走は叶わなかった荒巻朋熙(4年)が給水で登場。塩出は同学年の荒巻とグータッチを交わし、総合優勝へ力強く前に進んだ。塩出は2019年に東海大の小松陽平が出した区間記録(1時間03分49秒)を3秒上回る1時間03分46秒の区間新をマークしトップで9区へ。

9区(23.1㎞)でタスキを受けた佐藤有一(4年)は7.7㎞で1分58秒差と徐々に2位国学院大との差を広げると14.5㎞地点で2分15秒差。残り1㎞では苦しい表情を見せるも、歴代3位となる1時間07分38秒でアンカーの折田壮太(2年)にタスキが渡った。

最終10区(23.0㎞)、アンカーを任された折田は序盤から安定した走り。20㎞地点で原監督からの声かけにもガッツポーズで応えてみせた。折田は後を追う国学院大と差をつけたまま、ゴール直前で右手で三連覇の「3」を掲げ、黒田らチームメイトが待つ大手町のフィニッシュテープを切った。歓喜の輪で黒田は涙、原監督は胴上げで9度宙を舞い、その後主将の黒田も笑顔で胴上げ、仲間と共に喜びを噛み締めた。

【第102回東京箱根間往復大学駅伝競走・総合順位】
優勝:青山学院大学 10時間37分34秒(大会新)
2位:国学院大学   10時間40分07秒(大会新)
3位:順天堂大学   10時間43分55秒
4位:早稲田大学 10時間44分29秒
5位:中央大学    10時間44分31秒
6位:駒沢大学    10時間44分50秒
7位:城西大学    10時間46分17秒
8位:創価大学    10時間51分40秒
9位:帝京大学    10時間53分15秒
10位:日本大学   10時間53分56秒
**********シード権
11位: 中央学院大学 10時間54分51秒
12位:東海大学    10時間55分01秒
13位:神奈川大学 10時間55分09秒
14位:東洋大学    10時間56分27秒
15位:日本体育大学  10時間56分42秒
ー:関東学生連合   10時間57分35秒(オープン参加)
16位:東京国際大学  10時間58分16秒
17位:山梨学院大学  10時間58分20秒
18位:東京農業大学  11時間01分12秒
19位:大東文化大学  11時間04分57秒
20位:立教大学    11時間05分58秒


※写真は塩出翔太選手