ウポポイやゴールデンカムイなど、近年、アイヌ文化に対する関心が高まっています。
一方、アイヌに対する、ある国会議員の言動に批判の声が続いています。
先月から北海道立近代美術館で始まったアイヌアートに関する展覧会。
初日の会場には家族連れなど多くの人が訪れました。

来場した人
「子どもがアイヌの文化に興味を持っていて、それで見に来たいということで来ました」「すごく楽しかった」
「自分の周りにアイヌの方がいるのか意識はしていないんですけど、文化としてはすごく身近にあるなと感じていて」
明治期の北海道やアイヌ文化を題材にした「ゴールデンカムイ」の大ヒットや「ウポポイ」の開業などで、近年、アイヌ文化への関心が急速に高まっています。
その一方、同じ日に札幌市では、ある抗議集会が開かれていました。

集会に参加した男性
「マイノリティの権利がだとか、もっとそれ以前の次元になってきている」
「本当に日本社会が差別とアイヌの歴史と向き合うことをしないと変わらない」
ことの発端は、自民党の杉田水脈衆議院議員が、2016年、国連の女性差別撤廃委員会に参加した際にブログに投稿したコメントです。