保育園を運営する小向叶ノ音(かのん)社長です。
 24時間保育園を作ったのは、自らの子育て体験がきっかけだったといいます。

ペンタゴン 小向叶ノ音社長
「初めて子どもを産んだ時に、身内も近くにいなくて、お友達もいなくて。育児でほんとに疲れてたりしたときに預ける先が全然なくて、自分で保育園をつくれたらいいなと思ってつくりました」

 子育ても、仕事も、ともに大切にしたい。それは夜働く人でも同じ。
 この保育園が支えているのは、そんな人たちです。
 しかし、課題も…

ペンタゴン 小向叶ノ音社長
「24時間の認可外(保育園)は補助金も何もなくて、結局保護者が払ってくれる保育料のみで運営をしなくてはならない」

 従業員の給料、子どもたちのおもちゃや教材費は、系列保育園の売り上げや、寄付でカバーしているのが現状です。

 しかし、認可を受けると、保護者の中には自治体の基準を満たせず子どもを預けられなくなってしまう人もいるため、認可外のまま運営を続けています。
 
 午後7時、これから仕事に向かう保護者が子どもを預けにきました。