札幌市の繁華街ススキノのホテルで殺害された男性の頭部を持ち去るなどしたとして、親子3人が逮捕された事件…29歳の娘と被害男性は、5月下旬、ススキノのダンスクラブで会い、トラブルに発展していたことが新たにわかりました。

 札幌市厚別区の無職、田村瑠奈(るな)容疑者29歳、父親で医師の修(おさむ)容疑者59歳、それに母親でパート従業員の浩子容疑者60歳の3人は共謀し、1日深夜から2日未明にかけて、札幌市のススキノのホテルで殺害された恵庭市の62歳の会社員の男性の首を刃物のような凶器で切断した上、頭部を持ち去るなどした疑いが持たれています。

 捜査関係者によりますと、瑠奈容疑者と被害男性は、5月下旬、ススキノのダンスクラブで会い、トラブルに発展していたとみられることが新たにわかりました。

 初対面だったかどうかは、明らかにされていませんが、事件発生まで1か月余り…捜査本部はこの間、親子が入念に計画して犯行に及んだ可能性もあるとみています。

頭部ない遺体発見の当日、大量の氷を購入していた父親の修容疑者

 また、被害男性の遺体が見つかった2日の未明、父親の修容疑者が1人で自宅近くのコンビニエンスストアを訪れ、10袋ほどに及ぶ大量の氷を購入していたこともわかりました。