「チャイルドライフスペシャリスト」という存在を、ご存じでしょうか。
 いま北海道内で活躍しているのは、わずか2人。
 いったいどんな人たちなのでしょうか、取材しました。

チャイルドライフスペシャリスト 千葉梓さん

 千葉梓さん。看護師でも、保育士でもありません。
 実は日本で50人ほどしかいない、小児科病棟で働く「専門職」です。

 ここは札幌にある、手稲渓仁会病院・小児科病棟。

 これから手術を受ける子ども、そして治療を乗り越えてきた子どもが入院しています。
 千葉さんの首には、ツライ治療の中、子どもたちを笑顔にするアイテムが。

子どもたちを笑顔にする「魔法の杖」

 CLS 千葉梓さん
「CLSが結構持っていたりするんですけど『魔法の杖』ってアメリカは言っていて」

 CLSとは、チャイルド(child)ライフ(life)スペシャリスト(specialist)のこと。
 医療を受ける子どもや家族の精神的な負担を減らし、成長や発達を支援します。