移住者が絶えない東川町 豊かな自然と独自の支援策
上川の東川町は、住宅地の上昇率トップ10のうち、町内の3つの地点が、一挙にランクインしました。
上昇率上位に、東川町が名を連ねるのは初めてとみられます。
東川町で、カフェを営む田向隼人さんと、妻の麻衣さん。

町内で採れた野菜をふんだんに使ったメニューは、地元だけでなく、観光客にも人気です。

田向隼人さん
「お米も目の前が田んぼなので、そこのお米を使っています。当然水がおいしいので、お米もおいしいですし、野菜も含めて全部おいしいなと」
東川町は、全国でも珍しい上水道が無い町。
水は、大雪山系を源とする地下水です。
東京出身の田向さんは、東川町の豊かな自然と、食材のおいしさに惚れ込み、5年前、家族とともに移住しました。

田向隼人さん
「すごく受け入れてくれましたし、もともと住んでいる方も非常に優しく、いろいろ受け入れてくれたので、すごく暮らしやすいです。子どもが多いというのは魅力的な町だと思いますね」
東川町は、33年前に人口が7000人を割り込んだことを機に、子育て支援や住宅補助、町内で起業する人への支援など「移住」を促す取り組みを、いち早く進めました。
移住した田向麻衣さん
「移住したときは誰も知り合いがいなかったんですけど、イベントを考えてくれることが多くて、そういった小さなイベントがたくさんあるのも、子どもたちが楽しめて。同級生のお母さんたちが多くて、そこでお友達になったりとか」

子どもの「一時保育」の利用券と、町内のカフェで使えるクーポンのセット。
ただ「移住」させるだけでなく、子育て世代にきめの細かいサポートで、住み続けられる「定住」を促しました。
人口は8000人台に回復し、大手不動産会社の人気ランキングでも「住みここちの良さ」で3年連続の全国トップになりました。
長年の取り組みの成果ですが、町は冷静に受け止めています。
東川町経済振興課 吉原敬晴課長
「単に人口を増やすということが目的ではなくて、隣近所の顔の見える町づくりをしていこうという施策をしているので、地価が上昇することによって、これから東川町に住みたいとか暮らしてみたいという方にとっては、土地が買いにくくなったりとか課題が出てくると思う。いつまでも東川町に暮らし続けられる町づくりをしていかないといけない」







