北海道電力は、8月、泊原子力発電所で、男性作業員が砂利の貯蔵設備に転落し死亡した事故について、動かしてはいけない設備が動いたことや、安全器具を適切に使用していなかったことが原因だったと発表しました。

この事故は、8月18日夜、泊原発の屋外にある砂利の貯蔵設備で起きたもので、協力会社の男性作業員が貯蔵ビンの中に転落して死亡しました。

北海道電力は、現場の状況や関係者への聞き取りなどをもとに、原因究明に向けた調査を進めていましたが、砂利の残量を確認していた際に本来、動かしてはいけない「トリッパーベルコン」と呼ばれる設備が移動し、男性作業員が設備と支柱の間に挟まれたあと、貯蔵ビンの中に転落したと推定しました。

また、作業員は転落防止用のハーネスを装備していましたが、フックをかけていなかったということで、北海道電力は、こうした作業手順が徹底されていなかったことが今回の事故の主な要因とみているということです。

今後は、砂利の残量を日々の使用量から計算して、事故が起きた場所には立ち入らない方法に変更するほか、作業員には作業手順やハーネス使用などについて再教育を行うとしています。

事故後に停止していた泊原発構内の工事は、安全が確認できたものから順次再開していましたが、事故が起きた場所については今回策定した再発防止策を講じた上で、9月10日から作業を再開させる予定です。