「名前があるのに…」金属棒での暴行と番号呼称の実態

農業法人から脱出したミャンマー人男性のYさん(左・20)とZさん(右・23)

北海道京極町の農業法人から脱出し、保護されたミャンマー人男性のYさん(20)とZさん(23)。

脱出した後、車中からスマートフォンで外を撮影していた。

ミャンマー人Zさん(23)
「思い出の一つです。この下で働いたと」

熊谷七海記者
「誰かに送るの?」

Zさん
「彼女」

熊谷記者
「かわいいね。なんで日本に来ようと思ったの?」

Zさん
「支払いのためと、家族のためと、彼女との一緒に暮らすため」

ささやかな夢はかなわなかった。

Yさんがたたかれた金属製用具(左)とYさんの傷痕(右)

これは金属製の除草用具。Yさんは現場を取り仕切る町議会議員の次男からこの棒で殴られたという。

2人は脱出したその足で、札幌の弁護士による被害状況の聞き取りが行われた。

(札幌地域労組の三苫事務局長を相手に暴行を再現)
「頭いったあとに手、手、足」
「足はとても多いです。7回です。足はたくさん」

ミャンマー人たちは番号で呼ばれていた。

法人で働く外国人が録音した音声
「これ誰だ?10番こいつ、お前か、はい次は、11番?お前、4万円置け」

11番はYさん(20)のことだ。Zさん(23)がその時の気持ちを代弁した。

取材に応じるミャンマー人Zさん(左・23)とYさん(右・20)

Zさんが通訳
「私たちは名前があるけど悲しいです。名前があるけど(番号で)呼んでいるから。悲しい」