今年93歳となる上皇さまは、自身の葬儀について「国民生活への影響の少ないことが望ましい」という意向を、これまで宮内庁に伝えられています。

こうした意向を受けて、2013年、宮内庁は葬儀などを簡素化する方針を示していましたが、その後の関係者への取材で、皇室の儀式で告別式にあたる「葬場殿の儀」について、宮内庁が皇居・宮殿を使うことを検討していることが分かりました。

たとえば、皇居・宮殿を使った行事「即位礼正殿の儀」では、国内外からおよそ2000人が参列していて、これと同規模であれば、1989年に東京・新宿御苑で国内外からおよそ1万人が参列した昭和天皇の「大喪の礼」と比べて、大幅に縮小することになります。

皇居内にある施設を使うことで、警備上の安全が図れることや、国民生活への影響を減らせるということです。

上皇ご夫妻は2013年、葬儀の会場について「集中豪雨や竜巻などの可能性も十分考慮し、出席者の安全確保ができる場所を、皇太子殿下(現在の天皇陛下)や秋篠宮殿下など殿下方の御意見も伺いつつ選定してほしい」としていました。