北海道京極町の農業法人で、町議会議員やその息子から虐待を受けたとして保護された特定技能のミャンマー人たち。
HBCは新たに保護された男性2人を密着取材。暴行だけでなく、カネを徴収されたり番号で呼ばれたり…「奴隷のようだった」と証言する彼らが過ごした農業法人の実態に迫ります。(HBC報道部 熊谷七海記者)
「きょう2人を連れて帰る」労組の支援で決行された脱出作戦
暴力や虐待をすぐに停止せよ…8月20日、問題の農業法人に札幌地域労組が申し入れた。
札幌地域労組 鈴木一顧問
「ここで暴力が行われている。(町議会議員)さんが殴ったりしているんだよ、あなただって見ているでしょ」
札幌地域労組 三苫文靖事務局長
「きょうは2人を連れて帰ります」
この日、新たに2人のミャンマー人男性が農業法人から脱出した。
熊谷七海記者
「いま脱出してきて…」
ミャンマー人男性Zさん(23)
「残った友だちの心配をしている」
この前日(8月19日)、札幌では2人を脱出させる段取りを話し合う作戦会議が開かれていた。
札幌地域労組 鈴木一顧問
「いま中にいる2人とは連絡取れますよね」
通訳
「いま、午後3時になると休憩があるので電話してみます」
まだ農業法人で働いているミャンマー人男性Yさん(20)と電話がつながる。
東京の通訳をまじえて、脱出する段取りを話し合う。
札幌地域労組 鈴木一顧問
「あすのことをお伝えしますけども、私たちが札幌から行きます。お父さん(町議会議員)に言って『この2人も出ますからね』と言って堂々と荷物を持って出ましょう」
通訳
「『あすは絶対(農場に)残さないでください』と言っている」
そして…翌日(8月20日)
同僚のZさん(23)とともに無事、脱出できたYさん(20)。暴行は日常的だったという。そして…
法人で働く外国人が録音した音声
「これ誰だ?10番こいつ、お前か、はい次は、11番?お前、4万円置け。次は?12番?お前、4万5000円だ」
ミャンマー人たちは番号で呼ばれていた。










