大阪から函館へ 退路を断った高校時代
知り合いのつてをたどり、大阪から遠く離れた自転車の強豪・函館大谷高校への進学を決めた。
「正直、函館ってどこ?という感じだった」と振り返る母・早苗さんも、身の回りの世話をするために同行した。
実は、中石選手が自転車競技を始めてまだ半年の2020年10月ごろ、15歳の時の姿をHBC北海道放送のカメラが捉えていた。
中石少年は当時のインタビューで「地元から離れた方が熱心に部活ができると思った。努力した分、記録に出るから面白い」と語り、瞬く間に才能を開花させていくこととなる。
当時の恩師・大森芳明コーチも「自転車の乗り方はわからないけど、すごくパワフルで面白そうだと思った」と当時を振り返った。
高校1年の時は新型コロナウィルスでインターハイは中止に。高校2年でインターハイ初優勝を飾り、高校3年間で国体やアジアジュニア選手権など数々のタイトルを手にした。
「函館の思い出は練習風景しかない。札幌にも行ったことがない」と笑うほど、ストイックに自分を追い込んだ3年間だった。







