6000万円をかけて駅を移設

宗谷線の名寄高校駅です。
4年前、名寄市は遠方に住む生徒の通学手段の確保と利用促進のため、約6000万円をかけて、旧風連町側にあった駅を移設しました。
美深町から名寄高校に通学
「めっちゃ便利です。バスだと名寄駅までしか行かなくて、名寄高校が遠いので、列車だと名寄高校駅があるので」

利便性が向上し、利用者は 以前の駅と比べて約6倍に増えました。
財政が厳しい自治体にとって 相当の投資で鉄道の維持に努めてきましたが、「上下分離方式」によるこれ以上の財政負担はできないと話します。

名寄市 加藤剛士市長
「地域とJRが一緒になって利用促進し、いろいろな効果が発現しているが、我々が一自治体としてできることは限界があると思う」
国は、JR北海道に対して、2027年3月末までに「黄色線区」の経営改善策を報告するよう監督命令を出しています。
北海道内の交通事情を研究する専門家は、鉄道は「人」を運ぶだけでなく、「食料」や「物」を運ぶライフラインという観点での議論が重要になると強調します。
北大大学院工学研究院 岸邦宏教授
「国としてのネットワーク、貨物列車で食料安全保障を考えたときに、(国の)ほかの財源を使える可能性はないだろうか。費用負担については誰も議論してこなかったというところで、そこの部分は避けて通れなくなってしまっているので、やっていかなくてはいけない」











